GoToEatを利用して初めて訪問したブラッスリーオザミ。”オザミ”というと何となく日本語のようにも聞こえるが実際にはフランス語の”Aux Amis”のこと。Amisは”友達”の意味だと思う。”ブラッスリー”は”ビストロ”よりもカジュアルで大衆的な居酒屋のことを意味するらしい。”ブラッスリーオザミ”の正確な翻訳を知らないが、語感からくる雰囲気からすると”友達と気軽に入れるカジュアル居酒屋”くらいの意味ではないか
店内に入るとそこはほぼパリのブラッスリーといった趣き。壁際にずらりと並べられた2人掛けテーブルの隣との距離は近い。この距離感は日本人には少し近すぎる。しかしパリで入るカフェやビストロはだいたいこの距離感だ。コロナのさなかにあっては余計に気になる近さではあるが
グラスワインでは物足りない、かといってボトルのスティルワインは多すぎる。そんな時に便利なのがスパークリング。それほどアルコール度数が高くないものが多いし、爽やかで軽い飲み心地が楽しくスルスルと飲める。二人で開けて飲み切ることができる
前菜とメインを適当に選んでみたが、運ばれてきた料理を見て本場さながらのビジュアルに気分も高揚する。味わいも素晴らしいものだった
料理はボリュームもあるし、立地を考えてみればコスパのよさに驚かされる。コース料理で約3千円。それでこの味わいが堪能できるとなれば人気があるのも納得だ
デザートまでついてくる。それもしっかりした量である。味ももちろんおいしい
コーヒーは別料金。それでも締めには飲みたくなる
有楽町線の新富町にはワインバーやビストロの集積がある。銀座からは少し離れていて、市場(築地)が近くてよい食材が手に入るということがその理由だと思う。しかしブラッスリーオザミは丸の内に唐突に店を構えている。わざわざ来ない限り、ふと立ち寄るということもなさそうな場所だ
なぜこの場所を選んだのかとても不思議なんだけれども、僕たちにとってはそれほどアクセスが悪くない。丸ノ内線で東京駅まで出ればあとは徒歩ですぐの距離にある
ブラッスリーオザミ、とても気に入ってしまった
03-6212-1566