やや濃いめで落ち着いた色調
ライチ、白い花、甘草にアニス
滑らかで柔らかい質感で、タイトで甘苦い。重心もやや低めでしっかりとした味わい。深く甘くい。そして旨くて苦い。かなりのボリュームを感じるワインで線が太いワインという印象だった
アンリ・エーハールのリースリングがカルディコーヒーでセールになっているのを見かけて買うことにした。コロナ影響で入場制限をしていた店内はそれほど混んではいないものの、レジには行列ができている。その列に並んでいたところ、同じ生産者の”エーデルツヴィッカー”が約９００円で売っているのが目に入り、さらに棚を見たら「好きなワインが２本で１０％オフ」の看板を見かけて思わずその”エーデルツヴィッカー”をカゴに入れた。はずだった
家に帰ってきてレシートを見るとそこには「ゲヴュルツトラミネール」と印字されている。値段はリースリングよりも高い。間違っている。さて、どうしたものか。と思ったところで念のため自分が買ってきたボトルを見たらなんとラベルには「ゲヴュルツトラミネール」の文字が
どうやらゲヴュルツトラミネールのことをエーデルツヴィッカーと間違えて棚から手に取ってしまったらしい。EdelzwickerとGewurztraminer。単語に含まれる”ｚ””ｗ”や末尾の”ｅｒ”といい、紛らわしい。いや、そうでもないか
飲む気がないのに買ってしまったゲヴュルツ。久しぶりに飲んだ気がするが、やはり独特な香りと味わいが印象的で、しかもかなりパワフルでしっかりとした質感が僕にはやや重い。特徴的と言われるスパイシーさはこのワインにはあまり感じられなかったように思う
自宅ではワインは食後にゆっくり飲む機会の方が多い僕たちには重さといい独特な甘苦さといい、少し飲みづらさを感じてしまうワインだった
ワイナリー：アンリ・エーラール
ヴィンテージ：２０１９年
アルコール：１３．５度
インポーター：オーバーシーズ
購入先：カルディコーヒー（池袋ショッピングパーク店）
価格：１３８３円（税込。１５３７円から１０％オフ）
