京都の蛸虎を経験してからたというもの、たこ焼きに対する飢えを感じると言うべきか、渇きを感じると言うべきか、とにかく「おいしいたこ焼きを食べたい」という願望が抜けきらない日々を送っている
そんな中、何で調べたかもう覚えていないが大塚にたこ焼きの名店があるらしいという情報が頭に残っていたんだろうと思う。週末に出かけた大塚でふと「はち八」のことを思い出し、足を運んでみた
入り口近くがカウンター席になっていて、僕たちは奥の方のテーブル席に案内された。たこ焼きに限らず様々なメニューが壁にも貼られていて、はち八はどうやら居酒屋的な利用できるようだ
昼でもないし夕方でもない。僕たちはそんな微妙な時間帯に店に入ることが多いような気がする。やや罪悪感を感じながらも、この雰囲気でアルコールを頼まない訳にはゆかない。下町のシャンパーニュ、ホッピーを注文
そしてこちらがはち八のたこ焼きだ。１２個入りを頼んだのだがサービスで＋１個おまけがついて全部で１３個。味付けもいくつか種類から選べるが、僕たちは初めてだったしシンプルにソースのものを選んだ
食べてみた感想だが、ひとことで総括するとこれは”当たり”だったと言っていいと思う。はち八がこだわっているらしい生地はそれ自体が味があっておいしい。皮目はもちっとした食感で中は柔らかく仕上げられている。柔らかいと言ってもトロトロしているというほどではない。この皮目と中身の食感の違いがもたらすコントラストがまたいいし、生地自体のおいしさも感じられる。僕よりもたこ焼きに飢えと渇きを感じていた関西人のカブちゃんは、僕以上にはち八のたこ焼きに満足を感じていたようだった
そしてたこ焼きに味をしめた僕たちは、調子に乗ってイカ焼きも注文してみることにした
イカ焼きと言えばカブちゃんに言わせると大阪の阪神百貨店に入っているイカ焼きが有名らしく、実際、僕もそこのイカ焼きしかこれまでに食べたことがない。しかし、はち八のイカ焼きはそれにも負けず劣らずの味だったと思う。生地がおいしいからタコに合わせてもイカに合わせてもおいしいのだろう
あまりにもドはまりしてしまい、その後にまた大塚に来た時に持ち帰りのたこ焼き１２個を買ってしまったほどだった。この時もおまけが１個、合わせて１３個だったのだが、１２個を頼むと＋１個おまけがつく、というのがはち八の”お約束”なのかどうかまでは確認できていない。いずれにしてもお得な気分がするし味も文句がない
またしばらくしたら再訪してみることにしよう
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