アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

Famille Hugel Sylvaner Classic 2015/ファミーユ・ヒューゲル シルヴァネール・クラシック <フランス>




淡めで軽くグリーンがかった落ち着いた色調のレモンイエロー

冷涼さを感じさせる柑橘系果実の香りには軽いぺトロールも感じられる

アタックは柔らかく、瑞々しくよく熟した果実のしっかりとしたボリューム感。舌の上に感じる塩のような、あるいは石灰のような固めのミネラルにはフランケンとの共通性を感じてしまった。しばらくグラスに置いたあとに立ちあがってくる香りには、ミュスカにも似た、じゃ香のようなアロマティックでおいしいブドウの香り。この香りのニュアンスはさすがにフランケンには感じられなかったはずだが。余韻も比較的長い



味筋や香味はかなりリースリングに似てはいるものの、ヒューゲルのシルヴァネールと先日飲んだヴュルガーシュピタールのシルヴァーナーとの共通点と言えば、やはりリースリングよりも線が太くファットな印象が感じられるということだった

その違いは微妙とは言え、ギターで例えれば弦のゲージの違いにも似ているような気もする。あるいは、リースリングテレキャスターだとすればシルヴァネールはテレキャスター・シンラインと言うべきか。ストラトキャスターレスポールのようにメーカーが違っていたり、トランジスタアンプと真空管アンプのように作りそのものが根本的に変わってしまう、といったほどの違いはない。あまり例えが良くなかったかも知れないが

なおこの投稿ではあえて品種名に”シルヴァネール”というワーディングを用いた。ヒューゲルのHP(日本語版)でシルヴァーナーではなくシルヴァネールという言い方をしていたのでそれに合わせた



ワイン:シルヴァネール・クラシック
ヴィンテージ:2015年
アルコール:12.5度
インポーター:ジェロボーム
購入先:ジェロボーム(20年12月ファミリーセール
価格:1573円(税込)