アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

SHURE BETA 58A


カラオケで歌の練習をするカブちゃんにマイクを買ってみた。消毒されているとはいえ他人が使ったマイクを、しかも口元に近づけて使用する機材を、使いまわしで使うことには何となく抵抗感があったこともある。衛生面を考えるとマイマイクを一つくらい持っていても損はないだろう

マイクのことはあまりよく知らないけれど調べてみると定番と言われるマイクがいくつかあって、シュアーのマイクはその一つであることが分かった。シュアーの製品で言うとSM35というのが最もベーシックで信頼感もありそうだった。価格面で言うとSM35の上位に位置付けられるのが今回取り上げたBETA58Aということになりそうで、どうせ買うならと高い方を購入してみた



BETA58Aの方がSM58に比べるとより繊細にニュアンスを拾うということらしいのだが、どのマイクが良いのかというのは単純に機能や特徴、あるいは価格から決まってくるというものでもないらしい。歌う曲の種類だったりボーカルの声質だったりといったことによっても選ぶマイクが変わってくるということだ

様々なメーカーの中からまずはシュアーのマイクを選んで、その中でどれがいいかと調べてSM58かBETA58Aの2択になり、どうせならと価格の高い方を選んだ。それが購入に至る大雑把な経緯である。カブちゃんの歌声や選曲ということはあまり意識をしなかった。なので、これが正解だったのかどうかというのはよく判らない



カブちゃんに実際の使用感を聞いてみたところ「ときどき音を拾わない」ということだった。要は”使いづらい”という感想なんだろうと思う。たぶんカラオケに備え付けのマイクではそういうことはないと思う。しかしカラオケマイクより高いマイクの方が良くない、ということがあってよいはずがない

BETA58Aの情報をいろいろ漁って見ると「SM58よりも指向性が強い」「安定したパフォーマンスを行うにはコツを要する」といったことが書いてある。なるほど、カラオケマイクだとそういう事ってあまり聞かないが、ちゃんとしたマイクというのはそういうものなのか

使いづらさを感じるかも知れないが、カブちゃんには「有名なマイクだから」「ちゃんとしたやつだから」といって何とか使ってもらおうと思っている。「音の抜けがいい」というのもBETA58Aの特徴のようだから、うまく音が出せるようになればきっといいマイクのはずだ。カートコバーンやポールマッカートニーなども使っていたというBETA58Aなのだから