グリーンがかったゴールドイエロー
フレッシュライム、洋ナシや桃などのトロピカルニュアンスにオイリーで穏やかな香り
独特なコクを感じる味わいに塩のミネラルが重なる。抑制的でやや閉じた印象。ワンコインで買ったカヴァだから、それほど味わいに期待をしていたわけではないし複雑な香味を期待する訳にはゆかないが、発泡酒代わりに食前酒として飲み始めるうえでは悪くない
先ほど「独特なコク」と表現したニュアンスは、20年末に参加した某紙の読者テイスターで感じ取れた気がするマカベオという品種に感じるそれに近いものだったように思う。もちろんカヴァなので、マカベオが使われている可能性はおよそ予想がつく状況での感想ではあるのだが
しかしもしこのワインがブラインドで出てきたらどうだろうか。数ある泡ものの中から品種にマカベオの可能性を想定し、そこからカヴァを連想する、という道筋が見えたような気もする
ボデガス・オリベロスのHPからこのワインの情報を調べてみたところ、マカベオ90%にパレリャーダ10%のセパージュだった。いずれにせよ、マカベオ色がより強くでたカヴァであることには違いないようだ
ワイナリー:ボデガス・オリベロス
ヴィンテージ:2019年
アルコール:11.5度
インポーター:東亜商事
購入先:カクヤス巣鴨店
価格:550円(税込)