新年に何か新しいことを始めようと、文京区にある113の坂を歩くアプリをインストールしてみた。このアプリの存在は、カブちゃんが美容室で情報を仕入れてきて知ったものだ
コロナで外出もままならない時代、週末を中心に都内の坂道をほっつき歩くというのも悪くない。密でもないし、何より運動不足の解消にもなる。おまけにお金もかからない。今まで踏み入れたことのない場所、わき道、そんなところに幾多の坂があり、景色がある。実際に坂道を歩いてみて新しい街の魅力にも気づかされた
このアプリに登録されている区内113の坂の選出基準はよく分からない。武蔵野台地のヘリに位置する文京区には当然ながら113以上の坂があるからだ。しかし実際に歩いてみると分かったことだが、その多くは坂の途中(もしくは坂の上や下)にその由来を記した看板が掲げられている。これら、看板が掲げられている坂というのがその選出条件の一つになっているのかも知れない。あるいは文京区のホームページに113の坂が掲載されていたりするのかも知れないが、調べていないため結局よく分からないままだ
そんなわけで、まず手始めに馴染みのある菊坂界隈から歩き始めてみることにした
以降、坂の名前の前に付した番号はこのアプリ内で一つ一つの坂に振られた番号に一致する
39.石坂
言問通りから西片の丘に向けて緩やかに左にカーブしている。坂歩きの一番最初に歩いた記念碑的な坂となった
38.新坂
この新坂も石坂と同様に言問通り沿いから上る。看板にある通り、この後にも”新坂”という名称を持つ坂をいくつか上ることになった
37.胸突坂
”胸突坂”という名の坂道もいくつか歩くことになる。その第一号となる胸突坂がこの坂だ
35.鐙坂
現代ではあまり一般的には耳にしない鐙(あぶみ)という名前に歴史を感じる
34.梨木坂
当然かもしれないが名前にある”梨の木”らしき木は見当たらなかった
33.炭団坂
初め”すみだんざか”と読んでしまった。坂道と言っても階段状になっている坂もいくつかあり、それぞれに独特な風情を感じさせる。この炭団坂は僕たちにパリの街を思い出させた
32.本妙寺坂
菊坂から坂上の春日通りを結ぶ、緩やかな坂道
31.見返り坂
30.見送り坂
本郷三丁目の交差点から東京大学の方向を眺めると、その途中のあたりがわずかに凹んでいるのが分かる。要はダウン&アップしているのだが、このうち交差点寄りのダウン部分を見送り坂、そして東大寄りのアップ部分を見返り坂と呼ぶらしい。これだけの大通りの緩やかな変化をあえて坂と呼ぶことは不思議な気もするが、それにもまして直線状に2つの坂がつながって連続しているというのが珍しい
※歩いた時に見つけられなかった看板を10月9日(土)に見つけたので貼っておく
27.新坂
初めての坂道歩きを終え、カブちゃんと後楽園のHUBに立ち寄った。散歩くらいのことでそれを運動と言ってよいか分からないが、歩き疲れた体には最高においしく感じるビールだった
歩いた日:2021年1月3日(日)
歩いた坂:10
39.石坂
38.新坂