淡くて落ち着いた色調のルビー
鉄、血液、ホワイトペッパー、ボワゼ
瑞々しさとほどよくこなれた細かなタンニン。それに酸もしっかりと感じられる。果実味は抑制的で全体的なバランスは酸に寄っているが旨みも感じ取れる。生ハムに合わせてみるとワインの鉄分と肉の脂が口の中で混ざり合い、塩味ともよく相乗した。2日目以降になると酸がより際立ってきた。3日目になると今度は酸が控えめに感じられ、旨みがより前面に出てきた
「絶対はずさないおうち飲みワイン」(山本昭彦 著)に取り上げられていたものの一つ。この本によればネッビオーロ、バルベラ、ドルチェット、フレイザ、アルバロッサ、ピノネロが使用されているようだ。フレイザとアルバロッサというブドウはあまり聞いたことがない
ライトな味わいなのは若樹から採れるブドウを使用しているせいだろう。単一品種ではないがピエモンテを代表するブドウが複数使用されており、中でもバローロやバルバレスコに使用される地域の代表的な品種であるネッビオーロがメインで使用されているようだ。この地域の特徴的な味わいをこの価格で味わえるのであれば十分ありなワインだと思う
ワイナリー:G.D.ヴァイラ
ヴィンテージ:2018年
アルコール:13.5度
インポーター:テラヴェール
購入先:トスカニー
価格:2266円(税込)