アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

テング酒場 @水道橋 → 飯田橋ワインバル 八十郎 @飯田橋





テング酒場 水道橋東口店
東京都千代田区神田三崎町1-4-8愛光舎ビル2F
03-5577-6527





東京都千代田区飯田橋3-7-8 1F~3F
050-5590-1715



コロナが明けたら出かけることを楽しみにしていたのが本郷三丁目のテング酒場。テング酒場、テーブルチャージや突き出しがないし料理もおいしくリーズナブルなうえ、店舗が新しいせいか清潔な印象があってとても好印象なのである。こうしたチェーン系の大衆居酒屋は入りやすいし基本的には大好物だ

ところがなぜか本郷三丁目の店舗はこの時まだ週末営業をしていない。なのでその代わりに水道橋に出かけてみた。ここもやはりリーズナブル&清潔。どれを食べてもおいしいしとても満足だ

次にハシゴをして、豊洲勤務時代にたまに新富町の店舗を訪れた八十郎を訪問した。飯田橋店である。飛び込みだったが2階のテーブルを確保でき、ワインと軽いオツマミを頂いた。しかしそのうち場の様子が変調をきたしてくる。近くのテーブルのカップル、年のころは我々と同じかそれより少し上くらいだろうか。スツールに座っていた女性の方が突然から後ろ側に転げ落ち、背中、そして頭を打ってしまったようだ

だいぶ酔いが回っているのだろう。長く続いた緊急事態宣言の間にお酒の飲み方を忘れてしまったのかも知れない。いったんは落ち着いて、再び同じスツールに座る。この時点で、スツールの向かいに壁を背に座っている男性と席を代わるべきではないかと思ったのだが赤の他人の僕が何かを言うことはない。男性のリスクマネジメントに任せるしかない

そしてまた事件は起きた。トイレに立ったと思しきその女性がカブちゃんの近くにあった1階に降りる階段近くにフラフラと歩いてきた。カブちゃんが「トイレですか?」「トイレはそちらじゃないですよ」と声掛けをして軽く女性の手に触れた瞬間、頭を下にしてその階段を真っ逆さまに転げ落ちてしまったのだった。そして聞こえてくる1階にいたお客さんたちの悲鳴――。落ちる瞬間の顔を僕は見てしまったのだが、もう完全に意識が朦朧としていたように思う。目がほとんど死んでいた。男性が「ジーザス!」といって慌てて階下に降りて行ったのがこのカップルを見た最後になった。そんな男性はたぶん日本人だったと思う

その後救急車が呼ばれ、しばらくしてサイレンとともにやってきた救急車に女性が運びこまれ、救急車が走り出す様子を店の2階の大きなガラス窓から見届けた。やれやれ、大変なことが起きたなと思いカブちゃんとしばらくワインを飲んでからやおら店舗を出ることにした

が、店を出てふと存在感を感じて視線をそちらに移すと少し前に出たはずの救急車がまだそこに止まっているではないか。なるほど、昨今はコロナ禍の影響で運び込む病院がなかなか見つからず救急車も搬送先を見つけるまでかなりの時間がかかると聞いた。少し落ち着いているとはいえ、コロナ影響がまだまだ続いているのだなとあらためて思い知り、引き続き自粛気味の生活を継続すべきだしコロナ以外でも救急車に運ばれるようなことは未然に防ぎたいなという教訓になった

あるいは、ただの酔客を多忙な病院に運び込むことはせず、酔いが覚めるまで救急車内でただただ寝かせておこうと救急隊員の方が判断したのかも知れない。それはそれでまた賢明な判断だろうなと思うのであった