アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

防疫ホテル ~食事編~


今回は7日間(到着日を0日目として含めると8日間)の間に防疫ホテルで出された食事を載せておこうと思う


0日目:5月22日(日)

1日目:5月23日(月)

2日目:5月24日(火)

3日目:5月25日(水)

4日目:5月26日(木)

5日目:5月27日(金)

6日目:5月28日(土)


7日目:5月29日(日)

8日目:5月30日(月)


朝昼晩と決められた時刻に様々な料理が運ばれてくる。とても楽チンだ

ただ問題があるとするとその量が多いこと。普段食べる量に比べてかなり多い。しかもホテルに缶詰めなのでどうしても運動不足になってしまう。太るんじゃないかと思いながらも、捨ててしまうのがもったいなくて頑張ってすべて食べ切った


退去日の前日の7日目には空港でもらった2つの抗原抗体検査キットのうちの一つを使って検査を行う必要がある。防疫当局からもその連絡がSMSに届き、この日の14時までに結果をSMSで返信するようにとのことだった

少し緊張しながら作業したが初めてでもごく簡単に検査することができた。薬液をプレートに垂らしたあとに赤い色が次第に広がっていく。緊張の瞬間だ。結果は2分くらいですぐに分かってしまったが、キットの利用説明に従って15分待ってから結果を報告した。もちろん陰性だった

そしてこの日、ホテルから手紙付きでお菓子と珈琲のサービスがあった。一人で隔離されているとどうしても心もとなくなってしまうのでこういう心遣いはありがたい


ホテルへ滞在している期間中、前半は雨や曇りの日が多かったのだが後半になると晴れ間も見える日が多くなってきた。ホテル退去日の30日(月)は晴れの一日で、門出にはよい天気だったと思う

久しぶりに部屋を出るのに少し緊張する自分がいた。9時にチェックアウトすることを事前にスタフとLINEでやり取りして決めていた。そしてチェックアウトの前にホテル側から連絡を入れるのでそのあとに部屋を出るように、との指示だった。また、出る際には部屋の窓を開けるようにとの連絡も受けていたので、開けられる2か所の窓を初めて開けてみた。通りを走る車の音が思いのほか部屋まで届いてくる


9時少し前にスタフから部屋の電話にコールがあった。てっきり今回もLINEで連絡が来るとばかり思っていたので少し驚いてしまったのだが(そしてこれが最初で最後の電話だった)。「降りてきて下さい」というので扉を開け、スーツケースを引きながら部屋を出て、エレベータで一階まで降りる

一階について扉が開き、外に出ると今度は受付カウンターのあるロビーに到着した。一週間の隔離期間を無事に過ごせたわけなので、さすがにホテルを出るときは裏口から出されることはないのだろう

ここでカウンターにいるスタフを初めて見かけた。日本語で「そのままお帰り下さい」と言われる。支払いを会社が済ませてくれていたのだろう、チェックアウトの手続きは不要だった。そして人の発する声を空気の振動を通じて直接聞いたのはずいぶん久しぶりな気がした


9時に会社のスタフがホテルまで迎えに来てくれる予定だったのだが約束の時間を過ぎてもやってこない。外を見ると車はどうやら到着しているようなのだが。しばらく待っているとスタフがやって来てくれ、ようやくホテルを出ることができた

8日目にして初めて吸う外の空気だった