たびたび訪問するラーメン店。いや、店名を尊重するなら正確には餃子店だ。ただここではいつも写真のラーメンばかり食べている。そして”ラーメン”という表現ももしかしたら正確ではないのかも知れない。初めて食べた時に「これはまるでウドンだな」と思った。しかし”ラーメンのようなウドン”とか”ウドンのようなラーメン”という表現では冗長だし、どっちにしても的確な表現でもないしとにかく面倒なのでここでは便宜上「ラーメン」という呼称で統一しておく
とはいえ日本でイメージするラーメンと比べると全くラーメンっぽくもない。搾菜、青菜、薬味のネギ、そして玉子が丸ごと一つ乗っている。肉は、、入っていただろうか。よく食べる割にあまり覚えていない。少なくともチャーシューのようなものは入っていない
スープは脂っぽくないししょっぱくない。出汁は一体何だろう。あまり日本ではなじみのない味わいでうまい表現が見当たらない。表現が見当たらないのでは文章を書いている意味がないのかも知れないが。麺は太麺。どちらかと言えば縮れ麺に分類されると思われる白っぽくてやや平べったい麺だ。なお台湾に来てから麺類を食べる機会は少なくないが、これまでの少ない経験ではどうやらこの国の麺類に”コシ”という概念は存在していないように思われる。例外はあるかも知れないが
このラーメンを初めて食べた時は日清のどん兵衛かマルちゃんの赤いきつねに近いと感じた。全くの私見だが、少なくともラーメンよりはウドン寄りだと思う。しかし分類が不明瞭だからと言って否定をしているとかそういうことではない。ラーメンだろうがウドンだろうが、いずれにしてもこのラーメンが旨いということには間違いない
こう書いてくるとこの店のラーメンは一種類しかないように受け取られるかも知れないが、実際には複数の麺類が存在している。メニュー名に”搾菜”という名前が入ったラーメン。それが写真の料理なんである
台北市中山區龍江路116號
0225082111
