アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

RAYCA COFFEE @台北錦西門市




日本におけるこうしたカフェと台湾におけるそれとの違いが良く感じられる体験だった。近年の日本ではパソコンを開いたり本を読んだり、カフェではとにかくあまり人と話さず静かに過ごすケースが多いような気がする。しかしこのお店ではどのテーブルでもよく話す。ずっと話声が聞こえてくるのだ

台湾へ来てから入ったカフェはここが初めてなので他との比較はできないのだが、おそらくどこでも同じような感じなんじゃないだろうか。むしろ日本にいた時から「カフェなのに人と話さず勉強ばかりしている日本の光景はノーマルなのだろうか」と時々気になることはあった。本来カフェでは人と会って話す場所のような気もしていたので。カフェで本を読むということはあるとは思うが、テキストなどを広げて長時間勉強する場所だろうかな、と(実際、僕もそういうことをしたことはあるのだが)

カフェで勉強したいのか、それとも自習室を構えてそこでコーヒーも一緒に出したらお客さんは来るのだろうか、などと考えたこともあったがおそらく日本人は前者、すなわち「おしゃれなカフェで勉強がしたい」んだろうなと思うに至っている。なぜ日本人はカフェで勉強したいのか。あまり深く考えたことがないテーマだが、いまだに理由はよく分かっていない


ところでここのコーヒーはやや酸味の強い珈琲だった。そして円安のおかげで日本円に換算するとけっこう値段が高く感じる。しかし家以外の場所で読書したりするには良い場所だと思った――

と、そういう風にすぐに「家以外の場所で」と考えてしまう日本人の僕のような人間がまたカフェに行ってしまうわけだが、なぜ家の中ではダメなのだろうか。住宅事情によるものなのだろうか・・



台北市中山區錦西街24號
(02)2568-2009