アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

川畝園 麵食館 @MRT中山駅





近くを通るといつもお客さんの列ができていた。いつか訪問してみたいと思っていたところちょうどタイミングよく開店直後の時間に入ることができた

価格はリーズナブルだが正直に言って味付けはわりと普通だった。しかし台湾の人には随分人気もあるようだからやはり日本人と台湾人とでは少し味覚が異なるのかも知れない。納豆と臭豆腐のように国民的な好みが違っているのと同じように

炭水化物ものばかり頼み過ぎてしまいお腹もいっぱいになったので持ち帰りをお願いすることにした。台湾では食べ残した食事を持ち帰ることがいたって普通に行われているらしい。とても良いことだと思う。フードロスの削減にもつながる。日本では余った食事の持ち帰りはできないことが多いと思うし、その対応を店側が想定していないケースが大半だと思う。理由はやはり食中毒とか、そういうことなんじゃないかと想像している。しかしそういう意味ではよほど南国で気温も高め、湿度も高めの台湾の方がリスクがあるような気がするのだが、その辺りのことは台湾では気にしていないようにも見える

あるいは店と客の間にある距離感の違いもその理由なのかも知れない。外食文化の台湾では店と客の距離感が近い。街を歩けば路上に屋台がいくつもあるし、ふらっと立ち寄ってその場(すなわち道端ということになる)で食事をとってもいいし持ち帰りも行える。それが店舗を構える店でも同様で、仮にそれが食べ残したものであったとしても持ち帰ることに抵抗がない、ということなのじゃないかなと。日本でもこういうことが普通に行えるようになれば無駄な廃棄物が増えなくてとてもいいと思うのだが

いざ店員さんへ持ち帰りをお願いする時になり、先日会食した保険会社の台湾人女性から教えてもらったキラーフレーズ「請打包(チンダーバオ)」を使ってみようと思いやや力みながら「チンダーバオ」と言ってみた。結果、僕たちの(持ち帰りたいんだけど?)という身振り手振りのジェスチャーの方で店員さんへ意思が伝わったようにみえ、少なくとも言語の方で理解をしてくれたようには見えない、という結果に終わった

中国語は発音が本当に難しい。きちんと発音しないと意味が通じない。英語より発音やイントネーションのブレに対する許容度が格段に低い言語だなと思う

家に帰ってからスマホGoogle翻訳の音声入力機能で「請打包(Qǐng dǎbāo)」を繰り返してみた。出てきた変換は下記のようなものだ


・龜肉包(Guī ròu bāo):亀まんじゅう
・青樓包(Qīnglóu bāo):売春宿のバッグ
・金喇叭(Jīn lǎbā):ゴールデントランペット
・金爸爸生寶寶(Jīn bàba shēng bǎobǎo):パパ・ジンが赤ちゃんを出産
・請問小貓(Qǐngwèn xiǎo māo):子猫に聞く


中国語はとても難しい



川畝園 麵食館
台北市大同區承德路二段1巷31號
02 2556 3800
11:00–14:30、16:30–20:00