落ち着いた色調の濃いめのイエロー
ブリオッシュやはちみつ、それにチーズや深漬けの梅干しのような発酵の香り
酸味が際立つが甘みや塩苦いミネラルも感じられる。全体的にはコクもある強い味わいで、それが少し重さを感じさせてしまっているように思ったのは全体的なバランス感に欠けるためだろうか。シャンパーニュは（旅行で現地のワイナリーで試飲したことはあるものの）ほとんど飲んだことがなく味わいの良し悪しがよく判らないが、ウメムラの福袋についてきた１本であることをいったん横に置いておいて単品での市販価格がこれで５千円を超えているということを考えると、果たしてそれだけの価値があるだろうかと思ってしまうほどに凡庸な印象のワインであるような気がする
ワイナリーのある場所は地図を見る限りコート・デ・セザンヌということになるのだろうか。ランスやエペルネーから見るとだいぶ南の方、セザンヌのすぐ南側に位置していることが分かる
このシャンパーニュの情報はネットで調べてもあまり出てこず、インポーターのヴィノラムのサイトをみてようやく分かったのは、
・全て自社葡萄でG.Richomme家だけで独占的に収穫
・中身もエチケットもすべてオリジナルのニッポンPB
・シャルドネ７０％、ピノノワール３０％
・テート・ド・キュヴェを使用
ということ。日本向けに専売しているワインのようで、確かに別の販売サイトをみると「大手が果汁を買わなくなったために余ったテート・ド・キュベを使用して造り上げた日本向け限定商品」ともある。なんとなく素性があやしい感じがしなくもない
ウメムラの福袋「２０１９年夏決算福袋（か）紅白８本＋１本」の「＋１本」の部分がこのワインだと思うけど、そういうことでないとなかなか５千円を出すのは厳しいかな
ワイン：リショーム・コレット
ワイナリー：リショーム
ヴィンテージ：ＮＶ
アルコール：１２．０度
インポーター：ヴィノラム
購入先：ワインセラーウメムラ（２０１９年夏決算福袋（か）紅白８本+１本）
価格：２１,６００円（税込）のうちの１本（ウメムラのサイトで単体で５３７８円（税込））
