アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

Jazz Guitar ContestとJ


御茶ノ水ソラシティで開催された「ジャズギターコンテスト2019」を見学してきた


クロサワ楽器(G'CLUB TOKYO)とジャズライフによる共催のイベント。ずいぶん前に銀座で開催されていた「ギブソンジャズギターコンテスト」いうのがあったけれどいまは”ギブソン”の名が外れてギブソン自体はスポンサーになっているのみ。その理由は本家ギブソン社がアメリカで倒産したことの影響があるのかも知れないが、優勝賞品が僕も愛用しているES-335ということでこれは1999年に小沼ようすけ氏がギブソンジャズギターコンテストで優勝賞品として手に入れたギターと同じだから、基本的にはギブソンジャズギターコンテストの流れを汲んでいるのではないかと思う


※審査員の小沼ようすけ氏&田辺充邦氏の演奏



演奏者は予選を突破した6名。さすがにどの人も演奏はウマイ。とはいえ技術やアレンジ、演奏から垣間見えるキャリア的バックグラウンドなどは自分のような素人には判らなかったが(汗)、最後の方が演奏した「Stella by starlight」はとりわけギターサウンドが美しかった。はたして優勝もしてES-335も手に入れていたから、やはりうまかったんだろうと思う



夕方からは赤坂ブリッツへ移動して「LUNA SEA」のベーシスト、Jのライブに参戦



LUNA SEA以外でもかなりの活躍をしているようで、すでにソロとして11枚もアルバムを出しているらしい。曲はいわゆるハードロック直系で、構成はシンプルでツインギターで爆音をかき鳴らすものが大半。ベースアンプはドラムの横に1台ずつ計2台を置いていたけれどあまりはっきりとは聞きとれなかったがライブ自体は大盛り上がりで、ライブ後半は次から次へとダイブしていく観客多数。あまりこうした光景を見慣れない僕たちは何だかその様子が可笑しく感じてしまったが、久々のライブでもあり十分に楽しめた




ライブを観ていて思ったのは、この人の魅力はその兄貴分的なキャラクターにあるんじゃないかなということ。ウィキペディアをちょこちょこっと調べただけでもLUNA SEAはJが始めた”LUNACY”というバンドが母体になっているようだし、何となく周囲に人を集める魅力のようなものがあるんじゃないだろうか

演奏が終わるとすぐにバックステージに帰って行くというのが通常のパターンだと思うのだが、(ツアーの最終日だったせいもあるのかも知れないが)しばらくステージに留まり丁寧に観客にメッセージを残していった姿が印象的で、一番最後に発した「これだけは約束してくれ。みんな、くたばんじゃねーぞっ!」(注:12月年末にライブを予定しているとの告知あり)にホロッと来てしまったのは僕だけではないのでは・・

「くたばんじゃねーぞ」はそれを裏から言いかえると「生きろ」ということでもある。少なからぬJフォロワーたちにとっては、ある部分においては放置しておいたらそこから崩れ始めてしまうような危うい自分自身の矜持を、Jのライブに参加することでまたあらためて頑張って維持していこうという活力になるのではないか。そんな時に聞く「くたばんじゃねーぞ!」というメッセージは深く心に刺さる。そんな気もする


フェンダーとのエンドースメント契約をしているそうだからいろんなイベントでも目にする機会が増えそうだし、これからもその活動に注目していきたい