アルさんのつまみ食い4

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Hecht&Bannier Saint Chinian 2011/エシュ・エ・バニエ サン・シニアン <フランス>




濃い赤紫色

木樽の香り、プラムなどの落ち着いた黒系果実、パイナップル、ミルクのようなまろやかさなど、複雑な要素がまじりあう密度のある香り

小石のようなミネラルが感じられ、拡散的ではなくまとまりのある味わい。香ばしいニュアンスもあり細部まで繊細だ。2~3日置いてみると酸、甘み、それにタンニンのバランスがさらに良くなりおいしさが増したような気がする。果実味あふれる味わいはややジャミーな印象もあるがベタッとしたところがなく、あくまでもフランスワインらしい柔らかさやしなやかさをまとっている




よく見かけるブランドではあるものの飲んだのはこれが初めてのエシュ・エ・バニエ。想像した以上においしいワインだった。好みの問題だとは思うが、やはりラングドックやローヌなど南仏は手ごろでおいしいワインの宝庫だということをあらためて再認識した



ワイン:サン・シニアン
ワイナリー:エシュ・エ・バニエ
ヴィンテージ:2011年
アルコール:14.0度
インポーター:ジェロボーム
購入先:ジェロボーム(19年12月ファミリーセールのアウトレット)
価格:2310円(税込)