アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

Dunes & Greene Chardonnay Pinot Noir/デューンズ&グリーン シャルドネ・ピノ・ノワール <オーストラリア>




オレンジがかった輝きのあるゴールドイエロー

はちみつ漬けしたカリン、アンズ、パイナップルなどトロピカルフルーツの香り

きめ細かい泡からくる滑らかな質感。ジェロボームのブランドサイトによれば「マロラクティック発酵100%によりクリーミーな味わいに仕上げている」という。そして完熟リンゴの果皮のポリフェノールのようなニュアンス。絞ったリンゴ果汁のような果実の甘酸っぱい旨みとほのかな苦味。カジュアルに楽しめる良質なスパークリングという印象だ



デューンズ&グリーンのワインはこれで2本目(以前の投稿はこちら)。ジェロボームのサイトから情報を調べてみると、ワイン名になっているシャルドネピノ・ノワール以外にもカベルネ・ソービニヨン、シラーズ、グルナッシュも使用されているようだ。シャルドネが約60%、ピノ・ノワールが約35%。それ以外が合わせて約5%といった比率になっているようだから、白ブドウと黒ブドウの比率がおよそ6:4といったところだ



価格を考えると大変コスパのよいワインだなという気がする。製造方法は瓶内二次発酵ではなくトランスファー方式という聞きなれないワーディングが使用されていた。そこに価格の秘密が隠されているのかも知れない

トランスファー方式をネットで調べてみたところ、「瓶内二次発酵を簡略化したもの」「シャルマ方式より瓶内二次発酵に近い生産方法」といった説明が出てきた。これだけではどういうものかよく分からない

もう少し情報を調べてみると「瓶内二次発酵まではシャンパーニュ方式と同じ」で「ルミアージュとデゴルジュマンを簡略化」しているということが分かった。なるほど。続けて調べるとこう書いてある

「瓶内二次発酵をしたワインを加圧された状態のタンクにいったん開けて、冷却、ろ過をしてから瓶詰を行う」らしい。何となくそれはそれで面倒な製造法のようにも聞こえるのだが、おそらくいったん大樽というかタンクに入れてしまえば後は工業的プロセスで瓶詰まで一気に行うことができるのかも知れない。詳細はよく分からないが、おそらくそこがコスパのよさにつながるポイントなのかなという気がした



ワイン:シャルドネピノ・ノワール
ヴィンテージ:NV
アルコール:12.0度
インポーター:ジェロボーム
購入先:ジェロボーム(20年12月ファミリーセール
価格:1501円(税込)