アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

志ま平 @牛込神楽坂

僕の誕生日のお祝いということで、カブちゃんが連れて行ってくれたお店



志ま平
東京都新宿区納戸町33
03-5261-8381



まずはビールで喉を潤す


つき出しは4種類


蕎麦の実のスープ

表面に浮いたものはカリッとした食感、そしてスープの中には柔らかく皮を剥かれた蕎麦の実

やさしい自然の甘味が感じられます



蕎麦寿し


一緒に提供される醤油につけていただく



そろそろ日本酒にシフトします


獺祭、真澄、景虎大七から選べるようです

僕は獺祭によい印象があったので、ご主人に相談したところ、

 「どれくらい飲めそうですか」

と聞かれるので、2合くらいですかね、と話すと

 「獺祭は味わいが濃いから、まずは大七で始めたらいかがですか」

というので、日本酒に通じていない僕はご主人のアドバイスに従いました


そしてこれが”大七

福島のお酒ということです

ややオイリーで辛口、口の中でフワッと広がる旨味

とてもおいしい日本酒ですね


11品が皿の上に乗る料理は、お節料理のよう

こういう盛り方って、和食ならではのような気がするし、日本酒に合わせるととても楽しい


次にようやく獺祭をお願いしました

香りがとてもフルーティーで、パイナップルのようなトロピカルな印象

味わいもまるでパイナップル

ブラインドで出されてもきっと分かってしまうくらいに個性的な味わい

嫌いじゃないなあ・・・

カブちゃんに言わせると、ワインで言うなら暖かい地域のシャルドネのようなトロピカルさが苦手らしい

大七のような辛口の日本酒の方がおいしく感じられると言っています


日本酒が飲めないカブちゃんんは蕎麦焼酎にすることに

ご主人に相談すると、

 「ロック、水割り。それに蕎麦湯割りというのもあります。蕎麦湯割りは蕎麦屋ならではですよ」

ということで、蕎麦湯割りにしてみました

そうすると、あら不思議、まろやかで飲みやすい焼酎に変わってしまいます

カブちゃんも飲みやすいと言っている


蕎麦がきはフワリとして柔らかく、蕎麦のほのかな甘さが漂う一品




蕎麦のクレープ



最後に締めの蕎麦になります

蕎麦は3種類から選べる



カブちゃんは二色盛り

細麺で細かく挽かれたそば粉を使用したものと、太麺で粗びきのそば粉を使用したものの2種類


僕は、太麺で粗びきの深山(みやま)を注文



うーむ・・・

この蕎麦は、うまいぞ!

深山は、短くてブツブツと切れたかのような太い麺で、固く茹でられており、噛むと蕎麦の甘味が広がる

つけ汁は甘さと辛さのバランスがちょうどよく、味が濃い目なので蕎麦は少しつけるだけで十分につけ汁の味わいを感じることができます


蕎麦湯を加えるととてもおいしいスープになりました




フレンチなどのように油やクリームを使っていないので、これだけ食べてもちょうどよい満足感で留まります


ご主人は話好きのとても気さくな方

僕たちは一番乗りの客でしたが、ほかのお客さんが入店してくるまでの間、とても感じよく話をしてくれました



もうすぐ還暦を迎えるそうですが、80歳までは働くつもり、というようなことをおっしゃっていました


サラリーマンが定年があるように、このご主人も還暦を迎えたら夜だけの営業にするつもりとのこと


 「毎日楽しいですよ。いろいろなお客さんが来てくれて」


なかなか言えるセリフではない

仕事が楽しくて仕方がないという雰囲気が客の僕たちにも伝わってきて、とてもハッピーな気分になります



神楽坂界隈でも、このあたりまでは来たことがありませんでした


また一つ、よい店を見つけてしまったようです








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