アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

辛川屋 中山店 @中山駅




会社帰りに見つけて持ち帰りの麻婆丼を外帯(”ワイダイ”。持ち帰りを意味する)で注文してみた

いつも通りにメニューの用紙に置いてあったペンで印をつけ、調理中で忙しそうな店員さんに渡した。麺を茹でている最中だったが僕の注文を取ってすぐに容器を手にして、ご飯を盛り、すでに出来上がっている麻婆をその上にかける。あっという間に作ってくれた。そしてまた別のメニューを作る仕事に戻っていった店員さん

まだ代金を払っていないので1,000元札を手にしてその場に立ったまでいると、先ほどの店員さんが「それだよ」という風に出してくれた麻婆丼を指す。「いやいや、まだお金払っていないよ」的なしぐさを示すと「あ、そっか。すまん!」という感じですぐに会計してくれたが、とにかく大変忙しそうだ。どおりで、店を見るとなかなかに繁盛している

店員さんはかなりてんぱって仕事をしているように見え、この必死さにはかなり好感を持てるものだったと思う。欧米系だとこの一生懸命さはあまりないんじゃないだろうか。日本人の目には、人あしらいがドライな欧米に比べるとこの店員さんのてんぱり具合と必死さに「お客を待たせてはいけない」というような日本における接客にも似た心の距離の近さを感じた



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