アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

サイクリング2

 
 
 
2月のとある週末をサイクリングにあててみた。土曜日は南へ、そして日曜日は北へ
 
実際に自転車で走ってみて分かったことは、河沿いに建設された防潮堤というか堤防というか、それの外側もしくは上にサイクリングロードが敷かれているということだった。そしてこのサイクリングロードは台北市の周りをぐるりと取り囲んでいるらしい。ということは、台北市はその多くの部分が河に囲まれているということを意味する
 
実際、西部は淡水河に、そして北部~東部の一部は基隆河に囲まれている。そして南部は新店渓という川が流れているがこれは台北市の西側を流れる淡水河に合流する。東部から南東にかけては川がない代わりに山によって囲まれている。厳密には景美渓という細い川が南部には流れていて、この景美渓は左記の新店渓に合流している
 
このように台北市の周囲を流れる河は見ようによっては天然の堀のようにも見える。すると台北市の立地はまるで堀に囲まれた城のようにも思えてくるのだった。そしてその堀の内側には軍民兼用の空港である松山空港がある
 
曇りがちで雨が多い台北市に首都機能を持ってきた背景にはこうした防備的な立地条件も考慮されたりしたのかどうか僕は知らないが、海洋性の気候で比較的天気の良い南部の海沿いの街ではなく河と山に囲まれた場所に街を築いた背景について、そのように考えてみるとなんとなく納得ができるような気がした