アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

エビ釣り ~全佳樂釣蝦場~

 
 
 
台北でのアクティビティの一つとして数えられるであろうエビ釣り。屋内にあるいわゆる釣り堀で、しかも深夜まで楽しむことが出来るという点が気軽に訪れやすい魅力の一つなんだと思う。噂に聞きしエビ釣りへカブちゃんと共に出かけてみた
 
手続きは簡単で、受付で人数を伝えると竿と餌を準備してくれる。そして席までも案内してくれた。釣り方の説明を書いた資料も渡してくれるのでそれにザッと目を通しさっそく釣り糸を垂れてみる。すると物の一分ほどでいきなりカブちゃんが一匹目を吊り上げた。それが上の写真に写っているエビである
 
手が長くブルーをしているきれいなエビ。調べてみると日本ではオニテナガエビと呼ばれている種類のタイのエビらしい。針を外そうとするとその長い手の先についているハサミでこちらの指を挟んで抵抗してくるので注意が必要だ
 
夫婦二人で1時間ほどで12匹を吊り上げた。一人6匹ずつくらい。一人だとだいたい10分に1匹くらいは釣れた計算だ。まずまずの釣果だと思われる。そしておよそ1時間に一度くらいの頻度で水槽から釣り堀へエビを投入してくれる時間帯があった。たしかに限られた釣り堀というスペースで人がじゃんじゃんエビを吊り上げていたらすぐにエビはいなくなってしまう。エビを投入した直後は吊り上げるチャンスが出てくるのでしっかりこの時間帯で吊り上げておきたいところ。そして意外だったのは吊り上げる際に”引き”が楽しめるということだ。エビは泳ぐ動物だから、引き上げようとすると抵抗してくる。その引きを楽しむこともできる
 
吊り上げた後は実食だ。何だかかわいそうな気もするのだが、今までの人生でさんざん食物を食べてきていまさらお坊さんのようなことを言い出すわけにもいかない。お店の人が「たべる?」と聞いてくれたので頷くと、そのまま奥の方のグリルで下処理をして焼いてくれた。お店の人に頼んだせいだと思うが精算時に50元くらい費用が追加で乗っていた。お客さん自身で焼くこともできるようだから、慣れてくれば自分たちで焼いてみてもいいと思う。料金もかからないと思うので
 
こんがりと焼かれたエビはお皿の上にきれいに並べられていた。焼き色もいい。さすがプロの腕だ。エビの身は締まっていて旨味がある。ミソと共にビールと流し込むと絶品だった
 
大変人気があるようで場合によっては席を確保できないことも多いと聞いた。食べなくても釣るだけでも面白いと思うから、またそのうち訪問してみたい。料金は一時間で350元。手ごろなレジャーだ。ちなみに店主がイケメンということも少しだけ話題になっているようだ
 
 
 
 
台北市中山区錦州街190號

02 2564 2928