このところ仕事が忙しくてワインを開ける時間も取れなかった
翌日のことを考えなくてよい週末の金曜日、モーゼルのワインを開けてみました
Piesporter Goldtopfchen Riesling 2009 Weingut Joh Haart
(ピースポーター・ゴールドトレプヒェン・リースリング)
産地はモーゼルのピースポート
とても覚えやすいこの名前に魅かれ、ネットで購入したドイツのワインです
というのも、地図が充実しているワインの本を探していて見つけた、ヒュー・ジョンソンとジャンシス・ロビンソンによる著書「地図で見る世界のワイン」の中にその記述を見つけたからです
以下は本からの引用です
ピースポートの南向きのすり鉢状の斜面に育つブドウからは、ピースポーター・ゴールドトレプヒェンが生まれる。その斜面はまるで古代ローマの壮大な野外劇場のようで、ピースポートはそれによって他の村々から抜きんでた存在になっている。その蜂蜜のような甘さのワインは、魔法の香りと血統を持ち、特別に厚い粘板岩土壌のおかげでバロック美術に例えられるような芳香を漂わせる。我々の分類によれば、ピースポートの半数の斜面は超特級畑で、残りの半数も1級畑である
引用終わり
なんとも飲んでみたくなる記述ではありませんか?
モーゼル川は激しく蛇行を繰り返しています
そのモーゼル川中流域あたりで、ちょうど北向きにRを描くその南向き斜面にゴールドトレプヒェンの畑は位置しています
ネットで約1700円で購入しました
等級はQ.b.A、アルコール度数は9度
色は淡いレモンイエロー
桃やハチミツの甘い香りを中心に、柑橘系の香りも混ざる
とっても心地の良い香り
そして口に含むと甘く、しかしスッキリとした弾けるような酸とのバランスに支えられている
ほど良い加減で舌の上に留まる
まさにドイツワインの本領発揮
アルコール度数も低いので、週末に飲み始めたらなかなか止められません
しばらくはフランケンの辛口ワインばかり飲んでいましたが、甘いドイツワインもおいしいですね
毎日だとしんどいかも知れませんが、たまに飲むにはアクセントがあって楽しいワインでした
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