アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

L’AMITIE @高田馬場

カブちゃんに出会ったごく初めの頃に一度連れてきてもらった記憶がある

それ以来、もう10年近く経ってしまったような気がします

思えば、この辺りから料理やワインに興味を持ち始めたのかもしれません


L’AMITIE
東京都新宿区高田馬場2-9-12 柴原ビル 1F
03-5272-5010


早稲田通りから横道に入ったところ

そこにまるでパリのビストロを思わせるような外観の店がひっそりと佇んでいます

大変人気のある店で、1ヶ月前にようやく予約が取れました


プリフィックスのコース料理は2700円

料金には前菜とメインが含まれ、それぞれメニューの中から好みの料理を選んでいきます

そのうちいくつかの料理はプラスアルファの料金を上乗せしないと選べませんが、これは食材によるのでしょうか



料理名は正確に覚えていませんので、雰囲気で、、、


まずは前菜

カブちゃんは大好きなエスカルゴ


ぐつぐつと煮えた状態で提供されます

バジルがふんだんに使われたジェノベーゼのソースには、ベーコンやマッシュルームも入っていました

エスカルゴを食べた後のプレートの穴にバゲットを浸して食べる

一度に二度おいしい料理


僕はイワシ、インゲン、白インゲン豆、トマトのサラダ


塩と酢の加減が絶妙で、あまりにおいしくてビックリしました



この日のワインは、今までに飲んだ記憶のないカベルネ・フランを選んでみました

Chateau de Villeneuve Saumur Champigny 2009
(シャトー・ド・ヴィルヌーヴ ソーミュール・シャンピニー)


ソーミュール・シャンピニーはロワールの赤ワインのAOC

アルコール度数は13度

軽い飲み口ですが、ややタンニンを感じ軽すぎることもない

前菜と肉料理のメインを1本のボトルで通したかったので、まずまずの選択だったように思います


バゲットは4切れついてきます



続けてカブちゃんのメイン

牛タンの料理


柔らかく調理された牛タンは、まるでコンビーフのように繊維に沿ってホロホロと崩れていく

ポーションはかなり大きく、また付け合わせのポテトも太くカットされたものがゴロゴロと皿に乗っています


若どりとクスクスの料理


骨付きの鶏肉が2切れ、辛みのあるソーセージ、ズッキーニやニンジンなどたっぷりの野菜

トマトのスープにクスクスが付け合わされ、ボリュームがたっぷりの料理です

何とも言えず、おいしいです 



コストパフォーマンス、味付けのおいしさ、いずれもかなりレベルが高い

煮込みやなりた」との比較、ということが頭に浮かんでしまいました


コース料理のラミティエに対し、アラカルトの煮込みやなりた

ラミティエでは2人で4種類の料理ですが、なりたでは大体いつも3品くらいを注文

一皿あたりの料理のボリュームの点でなりたに分があるとすれば、総量では優劣つけ難い 


味付けについては、それぞれに特徴が違うのは当たり前として、どちらの店も僕にとっては普通以上に、あるいは自分の経験からは最上級に近いくらい、おいしい

どちらかを選べ、と言われてもなかなか難しいような気がします


ワインについては、基本的にはワインバーであるなりたの方が面白いワインを取りそろえていると思いました

なりたはワインリストが無い所にも、期待感という演出が加わっています


結果として、いずれの店でも同じくらいの支払になっています



低価格でおいしい料理を提供するというコンセプトには大きな違いはなく、結局はスタイルの違いなのかなという風に思いました

それぞれに高田馬場と代々木という、決してオシャレとは言い難い街に敢えて立地することで、地代を安く抑えて消費者に価格で還元する



好きにならずにはいられない店です




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