「タクシードライバー 祇園太郎」を見てからというもの、いつか訪問したいと思っていました
カブちゃんはすでに一度訪問済み
チロル
京都府京都市中京区御池通大宮西入ル門前町539-3
075-821-3031
ヨーロッパの木組みの家を彷彿とさせる外観は素朴でありながらも、赤と黒の日よけのポップさとも相まって可愛らしい雰囲気を醸しています
また、「スパゲテイ」という文字のように、きれいな字体でありながら何とも発音のしようのない言葉をそのまま残しておくという、この几帳面なようでいて頓着していない感じにアンビバレントな感情が沸き起こり、これもまたチロルの不思議な魅力にもなっているように思います
店内は満員で、小さいテーブルを2つ並べた男性に1つのテーブルを譲っていただき、座らせていただきました
椅子もこじんまりとした可愛らしいもので、男性では長居はしづらそうな感じもします
注文したのは、祇園太郎もその劇中でよく食べていたチロルの名物となっている”カツカレー”
祇園太郎の気持ちになってカレーを食べていると、ふと窓の外に通りかかるタクシーを見かけるだけで、「お、もしかして祇園太郎も仕事の合間にカレーを食べに来たのかな・・」と思ったり思わなかったり
隣の2人組のお嬢さんも一口食べて「おいしい!」と言っていましたが、確かにこのカレーはおいしいです。程よい辛さで味わいに深みもある
また上に乗っているカツも脂っぽさがなく、むしろさっぱりとし過ぎているくらいでもあり、カレーに浸して少し水分を含ませるくらいの方がより一層美味しく頂ける気がします。カツカレーのために考えられたカツ、ということなのかな
コーヒーはしっかりと濃いめの味わい。薄いコーヒーではカレーの後に飲むと味わいが締まらない感じがしてしまうと思いますが、このコーヒーはチロルでカレーを食べた後にはベストな味わいです
僕自身は初めて訪れたチロルですが、人気があってお客さんが絶えないので相席も普通にあったりするようです
しかし、マダムが切り盛りすることによってお客さんは普通にその指示に従い席に着くことができるし、譲ってくれた先客の人とも「ありがとうございます」とか「あ、どうも」という感じで軽く会話を交わすだけでグッと居心地もよくなる
逆に、相席が気になる人はこの店はあまり楽しめないのかも
僕も帰り際に席を譲ってくれた男性に「ありがとうございました」とお礼を述べて店を後にしましたが、こちらの都合だし相手の方がどう思ったかは判らないとはいえ、そういう一言を言うだけでも気分はよいです
ところで、”祇園太郎”については以前にも少し触れたことがありますので、もし「祇園太郎とはなんぞや?」と思われる場合でなおかつもう少し”祇園太郎”が何かを知っておきたい、という場合は是非こちらもご参照いただければと思います
それほど詳しく書いていませんが、でも、もともとそれほど”祇園太郎”について多くの情報が出回っている訳でもないようです
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