カブちゃんが一度出かけてなかなか良かったというので22年の年末に一緒に出掛けてみたら、今までの人生で一番”痛い”マッサージ店だった
全身マッサージ（一時間で800元）をお願いした。３階まで階段を上がり個室でパンツを履き替えて台に横になる。そこからは厳しい一時間だった。背中、足、腕。どこを揉まれても痛い。場所によっては我慢できないほど痛い。初めてマッサージでうめき声を出してしまった。途中、あと少しで「痛い！」と言ってしまいそうだったが最後まで我慢した。我慢したが、痛さを我慢するために少し体をひねったり足をばたつかせる代わりに少し曲げたり、といったことをせざるを得ない痛さだった。そのままドーンと体を台の上に置いてすべてをお任せしておく訳にはいかない痛さだ。体をよじらないと耐えられない
僕が先に終わって隣にいるカブちゃんの様子を見たら、仰向けに寝ている首にタオルをひっかけられてそのタオルを頭の方向に引っ張られている。必然、引っ張られたカブちゃんの体は台の上を頭の方向へ滑っていく。かなりの荒行じゃないかこれ・・。そして最後に首を左右にひねってポキポキやられていた。後でカブちゃんの首を見たらまるで絞められた跡のように真っ赤なアザが出来ている。傷害事件じゃないよね、これ・・（ちなみに僕は”タオル首引っ張り”や”首ポキポキ”は無かった。担当のマッサージ師さんによってやり方が多少違うようだ）
そんなカブちゃんではあるものの、軽い片頭痛が消えた、とか、体が軽くなったすっきりした、と言っている。並んで一緒に街を歩いていたら「隣の男から首を絞められる虐待をされているんじゃないか」と通報されてもおかしくないような真っ赤なアザを首につけたまま――
「そんなに痛いのって、体の具合が悪いんじゃないの？」とカブちゃんから言われたのだが、あながち、その通りなのかも知れない。ろくに運動もしていないしオフィスでは座りっぱなしの仕事だ。年齢のことを考えるともう少し体のメンテナンスに気を付けた方が良いかも知れないなと思った
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