アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

新北投、臺北市立圖書館北投分館

 

 

日本にいた時から図書館通いをしていたため台湾に来るときにも図書館があるのか、あるならどこにあるのか、ということを調べていた。北投にあるこの図書館のことは早くからその存在に気づいていたのだが、赴任して1年以上が経過した11月になってようやく足を運んでみたのだった

詳しいことはよく調べていないのだが木造であろうその建物の外観、内装、ともに素晴らしい図書館だったように思う。こんなところで勉強でもしていたら大変にはかどりそうだ。そして窓から外を見ると台湾の山の濃い緑が疲れた目を癒してくれる。新北投の駅からほど近くアクセスも良い。パッと見たところ村上春樹さんなど日本語の本もいくつか置いてあった

 

図書館を出て斜面をゆっくり温泉街の方へ向かって歩いていくとその一番奥に湯の泉が現れた。まるで池のようにも見えるのだがそこにあるのは熱いお湯のようである。湯の国、群馬県から来た人間にとっては何だか懐かしいというか、とてもいい雰囲気の場所だなと思った。ちょっと違うが草津温泉の湯畑のことを思い出す。もう少し寒くなってきたら一度くらいは北投へ泊りがけで来てみてもいいなと、そう思えた晴れた秋の散歩道なのであった