10月、3連休を利用して京都にあるカブちゃんの実家に帰省してきました
比叡山や伏見などへ出かけてみましたが、今日は和食のお店「ぐろっと」を取り上げたいと思います
ぐろっと
京都市左京区浄土寺西田町114
075(771)0606
僕自身はこれで3~4回目の訪問
それまであまり食べることに関心のなかった僕が、食べることに開眼し始めた頃に出会ったお店
今回頼んだのは懐石コース9品(4,750円)
飲み物は白ワインを選択
白、辛口、という好みを伝えると店主が自身で選んだというブルゴーニュが目の前に運ばれてきました
Domaine de la Crouze Saint Veran "Tradition" 2009
(ドメーヌ ド ラ クルーズ サン ヴェラン “トラディション” 2009)
余韻に石灰のようなミネラル感が広がる、いかにもブルゴーニュらしい白ワイン
とてもおいしかった
和食に合わせるにはよいセレクトだったと思います。店主、さすが!
付き出し:筋子の醤油漬け 山芋羹添え
山芋に醤油をかけるだけでもおいしいのに、更に筋子が入っています。固めのツブツブが心地よい
前菜:牡蠣の香味焼き
白ワインに合わないわけがない。かんきつ類を使ったようなソースが牡蠣にマッチして旨い
向付:2種盛り。珍しいホッケの刺身(左)と塩サバ
札幌に住んでいた時にも食べたことがなかった生のホッケを京都で頂くことになろうとは。塩サバは〆サバよりもあっさりした味付けで、よりサバの旨みを感じることができた。醤油がおいしかったので店主に尋ねると、奥様のご実家がある島根の「垣崎醤油」というブランドだそう
蒸し物:南禅寺豆腐の丹波蒸し
ただでさえ旨い京都の豆腐を、プロの手によって更なる高みに
八寸:七種盛り
左上から右に、モズクの天麩羅、インゲンの胡麻和え、キノコ、銀杏
左下から右に、レンコンの天麩羅、鴨肉、スモークサーモンのカナッペ
カナッペが出てくるように、少しフレンチのテイストも混ざっているようです
ここまでくるとかなりお腹がいっぱいになります・・・
更に続けて
お凌ぎ:水晶茄子ときのこの胡麻味噌掛け
あっさり日本の味
強肴:秋鮭の焼きつくね 温野菜添え
コロッケのような鮭のつくね。もうちょっと小さくても良いと思うのだけれど、サービス満点のボリューム。タルタルには柴漬けが刻んで入れてあるそうです
ご飯物:秋刀魚の炊き込みご飯
涙が出そうになるほど旨かった、サンマの炊き込みご飯。粗く削った大根おろしを載せて食べます。赤ダシとの相性が抜群
デザート:柿のシャーベット(左)と芋ようかん
ねっとりとした柿の果肉がそのまま活かされたシャーベットに、ほっこりとした優しい甘みの芋ようかん
東京でこの値段でこれだけの質と量を兼ね備えた料理を出すお店はなかなか見つからないでしょう
町屋を改装したようなこのお店は2階建てになっています
1階はカウンター。2階は入ったことがないけれどテーブル席になっているのかもしれません
カウンター席には10人が座れますが、見渡すとこの日は女性客が多かったように思います
ということは女性でもこの量を食べきっているのかもしれませんね
和食はキノコ、野菜、豆、魚など、とても健康的な食材がたくさん使われていて品数も多いですね
料理の見た目も美しくて、食器も色とりどり
海外旅行から帰ってきて、あらためて和食の良さに気付かされました
精算を済ませて帰ろうとすると、店主からお土産をいただきました
開店から10周年なんだそうです。10/5がオープン記念日とのこと
これからもずっと続けて行ってほしいお店の一つ
場所は吉田山のすぐ近く。京都に行く機会があれば是非一度訪問してみて下さい
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