ビルバオのバスターミナルから出発し揺られること約1時間30分
ログローニョまで行くこのバスの乗客のうち、アロで降りたのは僕たちくらいでした
アロのバス停に降り立った瞬間から、街の空気感がサンセバスチャンやビルバオといった大きな街とは違うことがすぐにわかります
スペインの片田舎にある小さな街には道を行く人もまばらで、ただただ明るい陽光が降り注ぐ
とにかくまずチェックインすることにして、予約したホテルに向かいます
部屋に荷物を置き、一休みしてから街の散策にでました
レストランは街の一角に集中していていることが分かりました
アロに到着した日の夕方、見学を予約していたうちの1つのボデガ、CVNEの訪問を予定していました
街の外れに複数のボデガが集中していて点在しています
アロの街は高台になっていて、高台を下り、小さな川に架かる橋を渡っていく
看板にCVNEやMUGAの文字を発見し、リオハに来ているな、というのを実感します
川を渡るとまず最初に見えてくるのがCVNE
ここは入口ではなく、訪問者は建物に沿ってさらに進むとようやく玄関に到着
インターフォンで到着したことを伝えます
16時半からの見学予約をしていたのですが、僕たちが到着したのは16時過ぎ
少し早すぎたらしく、しばらく待つように言われしばし時間をつぶしました
と言ってもこの辺りはボデガの他に何もなく、ただその辺に立ち尽くしているだけしか時間をつぶすすべがありませんでしたが
すぐ近くにあるMUGAの外観なども見ながら過ごし、いよいよCVNEに入ります
玄関を入るとすぐにあるこちらの建物で訪問者の受付を行っています
”VISITAS”と書いてあるのですぐに分かりました
しばらく庭園を眺めて過ごすように言われ、言われるままに中庭で見学開始までの時間を過ごします
アート作品なんかも展示されていました
どうやらこのアンソニー・ガロという方の作品のようで、街中の電灯などにもCVNEでアンソニーさんの作品を展示しているという趣旨の広告を打っていました
いよいよ見学スタートです
まずは仕込の樽が置いてある建物から
次に熟成樽を保管している建物
樽はフレンチオークとアメリカンオークの2種類を使っているそうで、その見分け方は樽をみれば分かるのだそうです
確かに”FRANCAIS”と書いてあるのでこれはフレンチオーク樽と分かります
次に瓶詰したワインを保管した蔵を見学
ここを「墓場」と説明してくれたガイドの方の説明にも納得
ドロドロのカビだらけ
”1879年”と書かれたワインなんかも保存されていたのですが、これらは飲んでもあまりおいしくないそうで、経年がワインに与える影響を調べる研究者や、ソムリエなど、あくまで専門家のためのワインなのだそうです
外に出ると明るい日差しが気持ちいい
最後のテイスティングに入る前に、アート作品が展示されてある部屋でしばらく時間を潰すように言われました
さて、いよいよテイスティングです
テイスティングは2種類のワインが用意されていました
最初はロゼ(ROSADO)
次はアンペリアル・レゼルヴァ(IMPERIAL RESERVA)の2011年
ロゼが飲めない人のために用意されていたルエダのヴェルデホも最後にちゃっかり頂きました
最後に売店でハーフボトルを4本購入し、CVNEを後にしました
来た道をそのまま戻ります
街に戻ってホテルで一休みし、そうこうするうちに晩ごはんの時間
カブちゃんが調べてくれたレストランの中から一つ選んで向かいました
ベートーベン
前菜かおつまみ的なものとして頼んだパテ
キノコのソテー
キノコは肉厚で旨みがあり、味付けもよくとてもおいしい
貝もさることながら、このスープが絶品で後を引くおいしさ
この2品を食べたところで、この店を選んで正解だったと思いました
こちらは野菜の料理ですが、量が半端じゃなく、残してしまいました
衣をつけて揚げた野菜を煮込んだようなものも入っていて、油っぽくてちょっと重たかった・・
羊のあばら骨の周りの肉のソテー
接客してくれた店員さんは愛想があって親切だった
最後に料理を残してしまったことを詫びると、「5皿も頼んだからね」とのことで、、さすがに注文し過ぎたかも知れなかったなと反省
パテが余計だったかな・・
向かいの店に先ほど食べた羊のような肉ディスプレイされていた
この日やることはすべて終了
満腹のお腹を抱えて、街を歩いてホテルに向かいました
ホテル到着
夜の雰囲気も良い
ビルバオからアロへの移動、CVNEの見学と、盛りだくさんの1日でした
翌日はRODAとTondoniaを見学します
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