しっかりとした濃いめの赤紫色
プラム、カシス、チョコレート、キノコに腐葉土
第一印象はしっかりとした酸。そしてこなれたきれいなタンニン。石灰のようなミネラルも感じられる。味わいのバランスとしては酸に寄っており果実味は少なめ。数日おくと酸がやや奥に隠れタンニンは更に細かくほどけ、ミネラルをまとう柔らかなテクスチャーがより前面に出てくる。やはり果実味という点では飲み足りなさを感じるが、フランスワインらしい奥ゆかしい酸は感じられるワインだった
このワインは大塚にあるスーパーマーケット「よしや」のワイン売り場で購入したもの。しばらく来ないうちにワイン売り場が拡充されていて驚いたのだが、置いてあるワインのその多くは同じく大塚に本社を構える大雅というインポーターが手掛けているようだ。他のワインショップではあまり見られない独自輸入の商品がたくさん並んでいるので見るだけでも楽しい
残念ながらシャトー名からは生産者の詳しい情報にたどり着けず、本当に実態のあるシャトーなのか素性のよく判らないワインだったのだが、ラベルの小さな文字を凝視すると"mis en bouteille au chateau"の定型句のすぐ後ろに"par sas salin"という文字が見える。どうやらこの”salin”でボトリングを行っているようで、確かにサイトの写真にこのワインが写っていることが確認できた。こちらの情報も参考に掲載しておこうと思う(こちらからsalinのサイトを確認可能)
ワイン:シャトー・ムーラン・ド・マレ
ワイナリー:シャトー・ムーラン・ド・マレ
ヴィンテージ:2016年
アルコール:14.0度
インポーター:大雅
購入先:よしや大塚店
価格:1180(税別)