コロナの影響なのか分からないが店内は余裕を持ったセッティングになっていて、隣席との間隔は十分とられていた。とりあえずのビールということでまずは青島ビールを頂いた
以降がランチのセットメニューだが、さすがに街中華で食べるものと比較するのもおこがましいが大変上品で美味だった
キクラゲと玉子の炒め物は僕が好きな料理の一つ。どこでも食べられるような料理かもしれないが山の上ホテルで食べると格別なうえ、キクラゲも何だか街で見かけるよりも誇らし気に見えてくるかのようだ
エビチリはカブちゃんが注文したもの。とあるピザに入っていた小エビを食べて気分が悪くなって以来僕はあまりエビを好まないのだが、エビ好きのカブちゃんはご満悦のようだった。僕もこのサイズのプリプリしたエビなら食べられそうな気はする。注文しなかったがこれも確かにおいしそうだった
回鍋肉はよくある中華料理の一つだと思うがこれも僕のお気に入りの料理。安定のおいしさだ。やはり使っている油もいいものなのだろうか
普段は玄米を主食にしているので白米は久しぶりな気がする。特に在宅生活をしていると外で白米を食べる機会も少ない。やや硬めの炊かれた白米はやはりおいしいものだ
隣の席の男性一人客が立ち去った後でにわかにテーブルを組み直す店員さん達。その後しばらくすると女性客4名がにぎやかにやってきた。みたところシニアなご婦人方だったが、元気がいいのか話し声がどうしても聞こえてくる
何となく耳に入った「レミさん」と話しかける女性のセリフにピンときた僕が目をやると、やはりその話しかけられた女性は料理研究家の平野レミさんその人であった。テレビで見かけるお姿に比べるとお化粧も控えめで(最近そういう姿で自宅で料理している模様をテレビで目にした記憶がある)、話し声もきわめて抑制のきいたものであった。そのため他のお客さんもほとんど気が付いていなかったように思う
聞こえてきてしまった会話に「お酒は調味料なんだよね」というものがあったのは、けだし名言
御茶ノ水というと普段はギターショップやディスクユニオンを冷やかしながら坂を下り、神保町をブラブラする、というのが定番だった。しかし一歩道を外れ、いつもとは違う場所に足を踏み入れるとそこにはまた別の人の流れがあるということなのだろう。同じお茶の水でもイシバシ楽器やクロサワ楽器で平野レミさんを見かけるということはまず普通はないだろうし
あ、いや全くないとも限らないか。息子さんがギタリストだし・・
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