はっきりとしたグリーンがかったレモンイエローでディスクに輝きがある
落ち着いた柑橘果実の香り
タイトで緻密な質感で、エッジにはほのかに苦みがある。そして綿あめのような甘み。口唇に残る塩のニュアンス。ホワイトグレープフルーツのようなフレッシュさ。端正でバランスのよい構造をもち、欠点が見つけづらいワインだ。もちろんフレッシュな果実味もあるのだが、石灰のようなミネラルがその果実の生々しさを隠しているようでフィネスを感じる味わい。重量的にもほどよいボリューム感で、重さは感じさせない
その点、ジェロボームのセールで購入したこのシャブリは税込みで2500円を切っているわりに十分な飲みごたえと味わいを楽しむことができた。シャブリを飲んだのは随分むかしの記憶しかないが(調べたら2012年のウィリアム・フェーブル以来の8年ぶりだった)、あらためて飲んでみるとやはりおいしいなというのが率直な感想だ。日本で最もよく飲まれているフランス産ワインの一つというのにも、納得できる
ワイナリー:ドメーヌ・ラロッシュ
ヴィンテージ:2018年
アルコール:12.5度
インポーター:ジェロボーム
購入先:ジェロボーム(20年12月ファミリーセール)
価格:2359円(税込)