色合いはかなり濃く、グラスの向こうが見通せないほどの深いルビー
プラムやブラックベリーのコンポート、バニラ、それにボワゼ
ジューシーでたっぷりの果実の味わいだが、酸もまずまず乗っており飲み口は心地よい。プーリア州のプリミティーボにも似たしっかり果実のワインだが、品種と違いによるのだろうか、こちらの方がより線は細めでシャープな味筋だ
3日目以降になると若干ピーマンのような青い野菜のスパイシーな味わいが際立ってきた。タンニンはより複雑かつ厚みを増してくる。リオハのような酸化のニュアンスが加わることで、飲みやすくまろやかに味わいが発展していった。果実味も軽くなるし、個人的にはより好ましい味わいに変化した
抜栓してから数日おいた方がよさそうだ。よく酸素を吸わせて…。果実の重さがほどよく抜けてくる。単体でもゆっくりと楽しめるワインになる
まあ、それもまたよし。シラーズ・カベルネを新たに購入する言い訳にもなるというものだ
ワイン:クヌンガ・ヒル カベルネ・ソービニヨン
ワイナリー:ペンフォールズ
ヴィンテージ:2018年
アルコール:14.0度
インポーター:日本リカー
購入先:トスカニー
価格:1892円(税込)