アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

Penfolds Koonunga Hill Cabernet Sauvignon 2018/ペンフォールズ クヌンガ・ヒル カベルネ・ソービニヨン <オーストラリア>




色合いはかなり濃く、グラスの向こうが見通せないほどの深いルビー

プラムやブラックベリーのコンポート、バニラ、それにボワゼ

ジューシーでたっぷりの果実の味わいだが、酸もまずまず乗っており飲み口は心地よい。プーリア州のプリミティーボにも似たしっかり果実のワインだが、品種と違いによるのだろうか、こちらの方がより線は細めでシャープな味筋だ

3日目以降になると若干ピーマンのような青い野菜のスパイシーな味わいが際立ってきた。タンニンはより複雑かつ厚みを増してくる。リオハのような酸化のニュアンスが加わることで、飲みやすくまろやかに味わいが発展していった。果実味も軽くなるし、個人的にはより好ましい味わいに変化した

抜栓してから数日おいた方がよさそうだ。よく酸素を吸わせて…。果実の重さがほどよく抜けてくる。単体でもゆっくりと楽しめるワインになる


このワインも山本昭彦さんの「絶対はずさないおうち飲みワイン」に取り上げられていたもの――、だと思って購入したのだが、いざブログに書く際にワインラベルと本の紹介を見直したら、本とは別のワインを購入してしまっていたことに気がついた。本ではシラーズ・カベルネが取り上げられていたのだが、僕が購入したのはカベルネ・ソービニヨン単一品種のワインだった――

まあ、それもまたよし。シラーズ・カベルネを新たに購入する言い訳にもなるというものだ



ワイン:クヌンガ・ヒル カベルネ・ソービニヨン
ワイナリー:ペンフォールズ
ヴィンテージ:2018年
アルコール:14.0度
インポーター:日本リカー
購入先:トスカニ
価格:1892円(税込)