前の職場にいたころ、上司が取引先の某証券会社から誘われ人数合わせで僕にも声がかかり、連れていかれたことがある
その時に出てきた料理と、それに合わせて次々と出てくる日本酒が素晴らしくおいしかった
そんな記憶が残っていて、カブちゃんの誕生日に出かけてみました
喰切料理 一楽
〒105-0004 東京都港区新橋4丁目6−4
03-3433-4848
場所は、以前訪れたびすとろUOKINのすぐ隣にあります
UOKINに来た時には一楽の存在には全く気付かなかったけれど
土曜日の18時
まだお客さんは誰もおらず、僕たちが一番乗りでした
前回来た時もそうだったけど、この店では生きた魚を席まで持ってきて、見せてくれる
この日はコチという、平べったくて色の暗い魚を見せてくれました
最初に出てきたのはこちらの炙った魚料理
先つけ、というには立派な料理の数々
最初に登場したコチの白子
それを焼いて、スダチとともに出してくれました
そして日本酒に移ります
これは静岡の日本酒、喜久酔
カブちゃんは日本酒が飲めないので、店主がお勧めしてくれた夏みかんのお酒を注文
和歌山の平和酒造のもので、アルコールは7度です
そのまま氷を入れても飲めそうですが、今回は炭酸で割って飲みました
コチの刺身
コチの漬け
ウニも出てきました
お好みで米に乗せて食べてもよし
焼き魚です
金目の煮つけ
自家製ジャコ
客の連絡を受けてから炊き始めるご飯は土鍋で炊かれる
だいたい15分くらいで炊き上がります
これはサービスで出してくれた、店主が最近はまっているという昆布
築地で買っているようです
この日の料理は一番安い6000円のお任せコースにしました
それでも立地、新鮮な魚、料理の腕、酒のセレクト、そういった事を考えるととてもバリューのある料理だと思います
また、店主自ら接客をしてくれていましたが、非常に好感のもてる印象が残りました
帰りは店の外まで出てきて見送ってくれる
そういうところも日本のおもてなしの心を感じさせる、素晴らしいサービスだったと思います
日本の食の原点を感じさせる一楽のような和の料理は、もしかしたら今の時代にはそれほどもてはやされるものでもないのかも知れません
実際、会社で、あるいは友人たちと食事をしようとしたとき、果たして一楽のような店を選ぶだろうか
安い居酒屋や、肉料理、気軽なイタリアンやフレンチなど、そういった方向に流れるような気がします
時々、きちんとした和の料理を食べてみると、あらためて日本食の良さに気付かされます
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