19年の年末に我が家に初めてやってきたフェンダー。それはテレキャスターだった
ストラトキャスターを使用するジャズギタリストというのはあまり聞いたことがない。しかしテレキャスターを使用するジャズギタリストは意外に多いようだ。ちょっと調べただけでもビル・フリーゼル、ジュリアン・ラージ、ギラッド・ヘクセルマンなどの名前が上がってくる。極論すれば木の板にグリップをつけて弦を張っただけ、というようにも見えるテレキャスターのシンプルな構造が出力する素朴でナチュラルでむき出しな音のイメージがジャズに合うのかも知れない
新たに手にしたテレキャスターはアルダーのボディにローズウッドのネック。白のピックガード。木目は薄いラッカーで塗りつぶされてうかがい知ることはできない。そして表と裏の両サイドに白いバインディング。ややメタリックな印象もあるレイク・プラシッド・ブルー
テレキャスターというと黒いピックガードのバタースコッチ・ブロンドを連想してしまう。いかにも典型的なテレキャスターだ。うっすらと木目も浮いているかも知れない。しかしそんなルックスからはいまひとつジャズが連想できなかった。個人的には。あるいは主観的には
もちろんジャズ用途に限られるようなギターではない。年末になって飛び込んできた「ジョン・フルシアンテ、レッチリに復帰」のニュースには驚いたがそのジョン・フルシアンテもバインディングのあるテレキャスターを使っている。もっとも、あちらは本物のヴィンテージだが
すでに所有しているギブソンのES-335と今回のフェンダー・テレキャスター。ハコモノとソリッドがこれで揃ったことになる
長い付き合いになると思うが大事に使い続けていくことにしよう