アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

肉老大 頂級肉品涮涮鍋 台北錦西店 @錦西街

 

 

台湾人は鍋が好き。これはもうそう言い切って間違いないんだろうと思う。街の中のいたるところに鍋屋さんがあり、しかもどの店も多くのお客さんで賑わっている。一説によると野菜がたくさん食べられるヘルシーなところがその理由らしいとも聞く。油でいためたものが多い台湾料理や中華料理に比べれば、確かに油の使用量は少ないだろう

単品での注文は言葉の問題で難しいため2人用のコース料理を選んだ。但し肉については種類と量に応じて牛肉や豚肉などから2種類選べるようだった。肉のグレードを落として量を選択、25盎司(オンス)の牛肉と豚肉をそれぞれ選んで出てきたのが上の写真だ。結果的に肉の量が大変なことになってしまった。漫画のような山盛りだ。しかも一枚一枚の肉が想像していたよりも厚みがあり、少食のカブちゃんと二人では最後まで食べ切ることが出来なかった

ところが残しても打包(ダーバオ)で食事や食材を持ち帰ることが出来るのが台湾の良いところ。店員さんへお願いしたら快くパックに包んで渡してくれた。日本では精肉を持って帰るなんて考えられないだろうが、この肉老大の店を一歩外に出ればすぐ目の前にある雙連朝市では当然肉だって販売されている。感覚的にはそれと同じなんではないだろうか。フードロスを防ぐ意味でも合理的な仕組みなようにも思える

家に帰って包を開けてみると、丁寧にも氷を入れたビニール袋を肉に当ててくれていた。比較的涼しい季節にもかかわらずこの仕事ぶりにのには感動したのを覚えている。その後、この肉はカブちゃんが作ってくれるカレーの肉に転用されることになった

スープの方は僕とカブちゃんでそれぞれ別のものを一種類ずつ選ぶ。僕の方はトマトのスープ、カブちゃんは確か鶏の出汁が使われたスープだったと思う。鍋とはいえほぼシャブシャブ、肉を食べる料理なので個人的にはスープはあっさりしたものの方が最後まで食べやすい。鶏肉出汁のスープだと肉に肉を浸す感じでやや重たくなるような気がした

つけダレは複数の種類の中から自分たちで自由に調合して調整することが出来る。いずれにしてもお好みに応じてサッパリでもコッテリでも、鍋のスープに合わせて調整することは可能だ。調味料を自分で調整するスタイルは台湾では普通のことだが、慣れない日本人にはやや難しく、この日も最後まで何が正解か分からなかったのはいつものことだった

 

 

肉老大 頂級肉品涮涮鍋 台北錦西店

台北市中山區錦西街11號

02-25361777