アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

極度剪髮 @赤峰街


台湾へ来てからというもの散髪はいつもQBハウスだ。QBハウスは中山地下街に2つある。いずれかを利用してきたのだが現在地下街が工事に入っている関係でどちらのQBハウスも休業中だ

そこで今まで気になっていた地場の散髪屋さんを訪問してみることにした。勇気を出して扉を開け、なんとなく空いているソファーに腰かけてみたところ、日本人だと思われたのだろうか、散髪が終わったばかりのお客さんに英語で話しかけられた。45分後になるから一度帰って出直してくることは可能か?別にここにいてもいいけど、というような話だ。店内にお客さんの姿はないのだが、どうやら順番待ちしているお客さんがいるらしい

「OK、それなら一度帰ることにするよ」という話になった訳だが、「お前、LINE持ってるなら交換しよう」と初めて出会ったその台湾人から申し入れがあり、一瞬迷ってしまったのだが(日本でそんなこと言われることがあるだろうか?)面白そうだからLINE交換に応じることにした。「何か台湾で困ったことがあったらLINEしてこい」「お前、どこに住んでるんだ?」などなど、少し会話してからその場で別れた

あとでLINEの名前を見たら有名な俳優と同じ名前だった。もちろん本物ではないが、いずれにしても台湾人は優しいんだなと思うような出来事だった。困っている人を躊躇なく助ける、声をかける、という場面をこれまでも何度も台北の街で目にしてきた

つい先日は、急な雨が降ってきた日だが、女の子が杖を突いたおじいさんに傘をさしてあげて地下鉄の入り口まで案内しているところを見た。その後、女の子は何の感慨もなさそうにその場を立ち去っていった。そういうことが台北の街では普通に行われている。平時における日本ではなかなか見かけない光景だと思う


ところで散髪の方だが、QBハウスよりも早くてものの10分~15分くらいで終わってしあった。仕上がりをカブちゃんに見てもらったが悪くないらしい。価格は200元。QBハウスは最近値上がりしてしまい、来台したばかりの頃は300元だったのが最近350元になっていた。日本でも確か同じころに値上がりしていると思う

ということで、仕上がりも悪くなければ値段も安いのでしばらくこの散髪屋を使ってみようと思っている。次回訪問するときは先にまずLINE交換した台湾人へ連絡することにしよう。「今度あの店へ散髪に行くけど、君もそろそろどう?」というような



極度剪髮
台北市大同區赤峰街42-1號
0918363369