







MRT雙連駅から寧夏夜市に向かう道すがら、夜市のすぐ手前にあるビルの一階に入っている。前からこのお店の存在と評判は聞いていたのだが食べてみるのは台湾生活4年目にしてこれが初めてだ。週末の土曜日の朝、実ははじめ紅拾玖へ行こうとしたのだがお店の前までやってきたらシャッターが下りていた。張り紙を見るとこの日は休みだったのだ。そこでカブちゃんが阿川蚵仔麵線のことを思い出し、立ち寄ってみた次第
満席だったので少しだけお店の前で待つことになったがすぐに案内してくれた。総合(全部入り)の麺線を注文。牡蠣とモツと、メインを張れる具材が両方入った欲張りメニューなのだが料金は牡蠣100%ともモツ100%とも変わらずの80元というお得さ。すぐに運ばれてきた。まず見た目がいい。美しいと言ってもいいと思う。牡蠣とモツがおよそ半々の割合で表面に浮かび、その横に緑が鮮やかなパクチーが添えられている(注文時に店員さんから「パクチー入れますか?」と聞かれた。なので、もし嫌いなら断ることもできる)
まずは牡蠣だが、よくある台湾の小ぶりな牡蠣だ。この小さなサイズ感がむしろ麺線にはよく合うと思う。表面には片栗粉がまぶしてあるのだろうか、つるりとした食感がより食べやすさにつながっている。もちろん牡蠣自体も味が濃く、かといって癖がある訳でもなくておいしい
そしてモツの方だが、今まで食べてきた麺線に入っていたモツの中では最もおいしかった。例えていうなら味については「こてっちゃん」に近いかも知れない。しっかりと味付けされた、とても柔らかいモツだ。どうしてこんなに柔らかくできるのか
牡蠣はもともと柔らかい食感だがそれにも劣らず柔らかなモツ。それぞれの食材の硬さ(というか柔らかさ)がだいたい合っているせいで一緒に食べた時に口の中で一体感がある。かたや柔らかく、かたや嚙み切りづらい、という違和感がない。柔らかい麺線とあいまって全体の調和がとれている。スープはわりと濃いめだ
麺線に特徴的な例の”カツオ風味”という点では阿宗麺線や面線町の方が強い。カブちゃんは面線町の方が味は好きみたいだ。もともと「麺線にはしっかりとしたカツオ風味」がお決まり、と僕の記憶に強く残っているのは20数年前に台湾を訪れた時に食べた阿宗麺線の印象が残っているためだ。その点、もちろんカツオ風味はあるものの阿川蚵仔麵線の麺線はそこまで強くない。しかし阿川蚵仔麵線を食べてみて、僕の中の「麺線=カツオ風味=阿宗麺線=台湾ベスト麺線」という認識が一口で吹き飛んでしまったような、そんな気もしているのだ
阿川蚵仔麵線
02 2552 3962