アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

台北ワイン会 <Osteria Rialto 雅朵義大利餐館>




前回に続けてワインの話を

ワイン会の会場はオステリア・リアルトというイタリア料理店だった。リアルトだからヴェネチアを意識した店名なんだろうと思う。広々とした店内で、ざっと見渡したところ個室はなさそうに見えた。しかし隣席との距離もほどよく確保されていたから複数名でテーブルを囲ってもゆったりとした雰囲気を感じられた

メンバーはそれぞれに個性的で、それぞれのバックグラウンドを持ちながらそれぞれの視点からワインに関心がある人たちの集まりだということが分かった。ワインに興味を持つための入り口は必ずしも一つという訳ではない

ワイン会と一口に言ってもそれがどのような人たちの集まりによって構成されたものであるかという点はかなり重要だ。あまりにマニアック過ぎてもその熱量と知識についていけない。ボルドーブルゴーニュあるいはシャンパーニュのトップクラスのものばかりを好んで漁っている人たちにも費用的についていけない。そういう意味ではこの会はとても参加しやすかったように思う。所詮はサラリーマンの集まりだから金銭的ふところ事情が似通っているという点も功を奏したように思っている。これくらいがちょうどいい

はたして出てきたワインは写真の通り。リラックは僕が用意したもの。他のワインは誰がどれを用意してくれたのかはよく分からない。一つ言えるのは、僕が持ち込んだリラックは他のどれとも似ていないということだった。もっともブドウ品種が違うのだから当然と言えば当然だが、ワインが好きな人でもあまりローヌを口にする機会は少ないのではないだろうか。フルーティーでチャーミングな果実のフレッシュさ、それにハーブやメントールのような爽やかさも感じられる。それでいてシルキーなタンニンも感じられる。やや泥臭い雰囲気もあるかもしれない。しかし僕はこれくらいのワインの方がやはり日常的に楽しむにはちょうどいいという風に思う



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