アルさんのつまみ食い4

旅と食とワインと・・・ずっと続けます

新純香款茶舖 @林森北路



 

一時帰国のお土産のお茶を買いに出かけたのがこの新純香。以前台北に遊びに来たカブちゃんの友達、その時に一緒に来た妹さんはかつて台北に住んでいたという駐在の先輩だ。そんな妹さんがかつてよく利用していたというのがこの新純香だった。そして僕の会社の駐在員の間でも有名なお茶屋さんだという話は聞いていた。その2つの方向から入ってきたお茶屋さんに関する情報の方向性がいずれもこの新純香に向かっていた訳で、これはもう行ってみない訳にはいかないだろう

 

入店してお茶を眺めていたら店員さんが小さな器に入れたお茶を試飲させてくれた。他にも試飲できるのかなと思い「試飲できますか?」と尋ねるとカウンター席に案内してくれ、新たな茶葉をしっかりした量使い、茶釜に沸いたお湯を入れ、しかるべき手順で台湾茶を試飲をさせてくれた。ふとテーブルに置いてある説明書きを読むと試飲は200元と書いてある。そうか、僕はそれを知らずに試飲をお願いしてしまったのか。ただしその価値はあると思う。お茶菓子のドライフルーツやドライ野菜などが付いてきて、詳しい説明もしてくれるしお茶に対する理解が深まる

そもそも高山茶というお茶はそういう銘柄のお茶があるのかと思っていたのだが、この日の店員さんの説明によるとおよそ標高1000mを超える産地で採れるお茶が高山茶と呼ばれるということを初めて知った。台湾茶はだいたい標高600mくらいから上で作られるのが一般的らしい。そして鉄観音台北のある北部の方、凍頂烏龍茶は玉山周辺で作られるなど、ワインにも似た産地分類にはやはり俄然興味が湧いてくる

 

いずれにしても、このお店でお茶を買ったのは正解だったと思う。店員さんは日本語が話せるので言葉の心配も要らない。それに親切だった。置いているお茶の種類も豊富だし、店内は明るく清潔だ。おそらく台北には他にもたくさんお茶屋さんがあると思うのだが、立地面で考えても日本人にとっては利用しやすく価値のあるお茶屋さんだなと思った

 

追記

 

2024年3月18日(月)に再訪した。かつて2007年頃まで台湾へ赴任していていまは本社で働いている方が台湾時代に馴染みにしていた店らしく、このお店の台湾スタフがいまだにそのかつての駐在員のことを覚えているというのが驚きだ。今回その方が久しぶりに来台されたので、会食の後に同道した

 

 

 

新純香款茶舖

台北市中山區中山北路一段105巷13-1號1樓

02-2543-2932