サントリー主催によるイベントに参加してきました
というのも、ある日ふとブログを開くとサントリーさんからお便りが・・・
どうやら、
・オーストラリアワイン「ヤルンバ」ワインセミナー
・約6種類のワインの試飲
・食事会:ワインと食事のマリアージュ
という内容のものらしい
後で聞いたのだけれど、ワインを中心に書いているブロガーに声掛けをした企画のようです
調べたら、サントリーには「サントリーグルメガイド公式ブログ」というのがあって、確かにたまにブロガーを呼んだ企画を開催していることが分かりました
ただ、今回のようにワインブログを書いているブロガーを呼んだのは初めてなのだそうです
光栄なことですね・・
僕なんかでいいのか?という不安もありながら、せっかくの機会だし、ということで参加させていただくことにしました
一つのことを長くやっているとたまにはいいこともあるものです
このイベントに参加したのは、僕を含めたワインブロガー7名と、サントリーより5名、合計12名
会場は新丸ビルに入っているオーストラリア料理の店
入り口ではサントリーの社員さんが出迎えてくれて、案内されたのは一番奥の個室
なかなか豪華です・・
席はあらかじめ決まっていて、僕のネームプレートが指定の席に置いてありました
個人的な記録を主目的として書いてきたブログなのに、プライベートでもよく出かける新丸ビルの、その中にあるレストランで自分の名前が書かれたネームプレートを客観的に眺めている不思議さ・・
テイスティングできるワインはオーストラリアのヤルンバ
全部で6種類のテイスティングになります
そしてこのワインにオーストラリア料理を組み合わせる、という趣向
まず初めにビールで乾杯
会場でいくつか資料を渡していただいたのですが、その資料を見ながらまずはヤルンバについての説明をワインスペシャリスト(サントリー独自の資格の呼称?)の方からしていただきました
ヤルンバは南オーストラリアのバロッサにあるワイナリーで、オーストラリア最古の家族経営のワイナリーとのこと
ワイナリーの説明で印象的だったのは、以下の3点
(1)苗木研究所(Nursery:ナーサリー)を保有している
(2)ヴィオニエに力を入れている
(3)南半球唯一の自社樽工房を所有している
特に(2)については、1980年代からヴィオニエを栽培し始めたのだが、当時は世界でも40ヘクタールくらいの栽培面積しかなかったらしい
ヴィオニエの本場であるフランスのコンドリューでも栽培面積が減っていた中、新世界でヴィオニエをやってみようと取り組んだのだそうです
また、そもそもヤルンバは今回日本初上陸ということではないみたい
これまでは他のインポーターが輸入していたのですが、ヤルンバの家族経営のスタイルと、サントリーというこちらもある種家族経営による日本企業とが今回タッグを組み、取扱いを始めたということのようです(なるほど・・)
最初に運ばれてきた料理がこちら
タスマニア産オーシャントラウトのグラビラックス
これに合わせたのがヴィオニエです
①ヤルンバ ワイシリーズ ヴィオニエ 2015
フレッシュな香りで、ヴィオニエに対してイメージがある”トロピカルさ”はほとんど感じられなかった
口に含むと柔らかく、アルコール感を強めに感じます
樽は使わず、ステンレスタンク100%で仕込んでいるそうです
時間の経過で少しずつ桃やメロンといったニュアンスが出てきましたが、酸が低いせいかまったりとした印象が残りました
西オーストラリア産海老のスチーム
パクチーかな、香草の香りが印象的な料理でした
②ヤルンバ エデンヴァレー ヴィオニエ 2014
最初のワイシリーズよりもより芳醇な香りがはっきりと感じられます
ハンガリーなど様々な産地の樽を50%使い、10か月熟成させているようですす
ヴィオニエはその花のような芳香な香りが印象的ですが、エスニック料理との相性がよいそうだから何となくアルザスワインに通じるものがありそうですね
料理はここから肉料理になります
ウズラのオージーバービースタイル
③ヤルンバ ワイシリーズ シラーズ/ヴィオニエ 2013
鼻息荒い馬のラベルが印象的
このワインはコート・ロティと同じで、黒ブドウのシラーズと白ブドウのヴィオニエを混醸して作ったもの
シラーズは94%、そしてヴィオニエが6%のセパージュ
樽の使用は無し
黒系果実のニュアンスがあるが甘さはなく、果実味は控えめ
酸やタンニンのバランスが良く、とてもおいしい
ワインスペシャリストの方から、
「香りの分析はまだ完全にはなされていないけれど、混醸でないと出てこない香りが明らかに存在する」
といった説明もされていた記憶があります
この点はうまく頭では理解できないので、、今度あらためて飲んでみて確認してみたいと思います
④ヤルンバ ザ・スプリクラ― 2012
カベルネ・ソービニヨン54%、シラーズ46%のセパージュ
ブドウはバロッサのものを使用
自社樽を使用し、新樽比率12%で12か月の熟成をさせている
さすがに樽由来のバニラの香りが強め出ていて、アルコールを強めに感じる
茎のような青さも感じますが、果実味と酸のバランスがとても良いし、タンニンは極めて滑らか
仔羊のロースト
⑤ヤルンバ パッチワーク シラーズ 2013
ブドウ産地はバロッサ
こちらも自社樽を使用していて、新樽比率は14%で14か月の熟成
黒系果実やスパイスの香り
不思議なことに若さを感じてしまうワインで、タンニンがトゲトゲしく感じられてしまった
正直なところ、ここまでくるとだいぶ酔いも回ってきてしまって正確な味わいの判別ができなくなってしまっていましたが・・
⑥ヤルンバ ザ・シグネチャー 2012
このワイン、酔いのせいかラベルの写真を撮ることすら忘れてしまっていました
カベルネ・ソービニヨン52%、シラーズ48%
自社樽の使用で、新樽が25%、熟成期間は22か月
より樽由来のバニラ香が強めでカベルネ特有の茎の様なニュアンスもありますが、この日の赤ワインの中では最もジューシーでタンニンも滑らか
前の2つの赤ワインとはグッとレベルが上がり、味わいの印象もだいぶ変わってきます
リコリスのセミフレッド
コーヒーにはこのワイン会が開かれたレストランの名前が・・
オシャレですね
この他にプティフールとして小さなお菓子が出ていたようなのですが、酔いも回りほとんど気づきませんでした・・
今回紹介いただいたワインはこちらでも購入ができるそうです
Amazon ヤルンバ
それと、サントリーのブランドサイトはこちら
さすがに分かりやすくて、写真もきれいなHPです
ヤルンバ ヴィオニエ
ちなみに、ヤルンバワイナリーの現地のHPはこちらからチェックできます
Yalumba Family Vignerons c.1849
メールアドレスも載ってます
訪問を受け入れているか分からないけれど、もしワイナリーを訪問しようと思ったらまずはここに問い合わせてみることから始まりそうですね
最後に、会場のお店の情報も載せておきます
ソルト バイ ルークマンガン (Salt by Luke Mangan)
東京都千代田区丸の内1-5-1 新丸の内ビルディング 6F
050-5589-2214
サービスもよかったし、一品ずつ料理の説明もしてくれていました
ワインとの組み合わせもとてもよかったと思います
サントリーの皆様、並びにご同席頂いたワインブロガーの皆様、楽しい時間をありがとうございました
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