アルさんのつまみ食い4

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Würzburger Innere Leiste Silvaner Trocken 2019/ヴュルツブルガー インネレ・ライステ シルヴァーナー トロッケン <ドイツ>






グリーンがかった淡いレモンイエロー

柑橘類、梨、それに少しトロピカルなトーンも感じられる香り

第一印象としては苦味が印象的なワイン。カブちゃんも一口飲んで「苦い」と言っていた通り、このワインはその苦さが特徴的だ。酸は穏やかで果実味が前面に出てくる。そしてその後にやってくるのが軽い苦み。リースリングのように石清水のように磨かれてミネラルを感じるものとは味筋がかなり異なる。液体の輪郭は淡く朧。シャープな印象は感じない。それでいてこの苦味こそがワインの味わい全体をアップリフトするように立体感を与えている。けしてネガティブなものではないと思う

山椒とはよく合うのではないかという気がした。料理と合わせるなら、例えばウナギ。「うなぎでワインが飲めますか」というようなタイトルの田崎真也さんが書いた本があったと記憶しているが、確かあの本では赤ワインを取り上げていたと思う。しかしもちろん白ワインでも合うはずだ。特にグレープフルーツの内側の白い皮の部分に通じる苦味は、ウナギに振りかけた山椒と相まってうまくはまりそうな気もした








ワイン:ヴュルツブルガー インネレ・ライステ シルヴァーナー トロッケン
ヴィンテージ:2019年
アルコール:13.5度
インポーター:個人輸入
購入先:ビュルガーシュピタールのホームページから
価格:11.26ユーロ