オレンジがかった濃い色あいのゴールドイエロー
ダイダイやキンカンなど小粒な柑橘類を連想させる香り、それに木樽、パイナップルや黄桃などトロピカルなトーンも
口に含むとまるで赤ワインのようなタンニンが感じられるが、一方では白ワインらしいすっきりとした味わいも同居している。それらの要素がけして分離してはいないところが不思議な印象を与える。線の太さを感じるのは果実味もあるがよりタンニンに由来するものだと思う。もし色のついたグラスに注いでブラインドで飲んだら赤ワインという回答を出してしまうかも知れない。独特な味わいの中にも黄桃や洋梨のようなニュアンスがあり、飲んでいて素直においしいワインだった
「絶対はずさないおうち飲みワイン」（山本昭彦 著）に取り上げられていたものの一つ。”クヴェヴリ”という素焼きの甕で造られたいわゆるオレンジワイン。開けて飲むまでこれがオレンジワインだということは認識していなかったが、確かに色合いからしてオレンジだし赤と白の中間的な印象があるのが特徴のようだ
世界的に主要なブドウ品種とは異なる味わいがあるからあまり飲みなれた味わいではなかったが、好みの味わいだと感じた。もし試飲会などで飲んだとすればかなり印象に残ると思う。華やかさもあるし味もいい。きっと購入してしまいそうなワインだと思う
ワイナリー：ギウアーニ
ヴィンテージ：２０１９年（ボトル詰め：２０２０年９月２２日）
アルコール：１３．０度
インポーター：ディオニー
購入先：トスカニー
価格：２３６５円（税込）
